筆界特定制度  土地の境界を決める

2022年11月25日 お知らせ, お部屋をお探しの方, 不動産をご購入の方, 不動産オーナーの方


 土地の境界をどこか決める方法は、境界に接する土地所有者が立会い、境界杭や境界プレートなどを見て、同意をして決まります。
 土地の境界が決まらないと、土地の面積(大きさ)が確定しないために、金額が決められないことが考えられます。登記簿面積よりも実際には狭いこともあれば、広いこともあります。面積は測量しないとわかりません。また建物を建築する際に、建物の建築面積や延べ床面積を決めるためにも敷地の面積がはっきりすることが必要です。
 特に60坪以上の大きな土地の場合は、土地を分けて(分筆)使うことが想定されます。その際には、隣接所有者の筆界確認書が必要になります。境界が不明で確認できない場合には、境界を復元して筆界確認書を交わします。
 境界に争いがあったり、境界の立会ができないために、筆界確認がとれない場合に、境界を決める方法として『筆界特定制度』という法務局の制度があります。法務局が中心となり、土地の境界を決める制度です。申請から境界が決まるまでの期間は、その県の混雑度により変わりますが、千葉県の場合は、1年から1年半程度かかるといいます。
 申請には、申請費用のほか、申請に至った経緯や測量等の調査資料などが必要です。
 申請が審査され受理されると、関係人に通知がなされます。その後、資料の収集や、実地での測量や調査などが行われます。さらに関係者から必要に応じて聴取を行います。
 境界確定訴訟とくらべ、弁護士費用などがかからず、期間も一定期間で決着がつきます。近年の受理件数は千葉県全体で年間100件くらいあるそうです。
 土地の境界はしっかり把握しておくことが大事です。いつの間にか、他人に勝手に土地を使われていたりすると、『取得時効』で他人のものになってしまうこともあります。
 『権利の上に眠る者は保護に値せず』という格言があります。持っている権利を適正に行使しないと、一定期間の経過により権利が消滅してしまう消滅時効制度などの考え方がありますので、土地や建物を持っている場合には、放置せず、境界確認や占有について管理していきましょう。