犯罪件数減少傾向 事件事故に遭遇した時の通報

2022年12月12日 お知らせ, お部屋をお探しの方, 不動産をご購入の方, 不動産オーナーの方


 令和3年の千葉県下54ある市町村の中で、人口10万人以上の17の自治体のうち、1万人あたりの犯罪発生件数が少ない、安心安全な街の第1位は『流山市37.9件』でした。第2位は『我孫子市39.3件』です。第3位は『佐倉市43.5件』です。コロナ禍による外出自粛の影響もあるのか犯罪の全体の認知件数も年々減少傾向にあるようです。
 最近の集合住宅には、安心安全の価値増加のため《防犯カメラ設置》が増えています。統計では刑法犯の認知件数は20年前285万件に対し令和3年は56万件(減少率80%以上)と、侵入犯罪や街頭犯罪が減った原因は一部に防犯カメラの設置が増えたことがあるようです。
 事件事故や不審者などを発見した際には、原則『110番通報』することが警察から求められています。最寄りの警察署では無く110番です。110番は警察の通信指令センターに接続されていて、パトカーの位置情報を管理するシステムから、一番近くにいる警察官を直接無線で手配することができます。
 通報時には、①事件か事故か。②いつ発生したか。『いまから〇分前です』などです。③どこで発生したか。出先だと”住所”が結構難しいです。スマホは通話しているので、操作しにくいです。また④犯人の特徴などが尋ねられます。
 ③の住所がわからないときのヒントはいくつかあります。第1位は『自動販売機』です。社会貢献のため業界ルールとして自販機には、見やすい正面などに住所表示の記載があります。周りを見まわして自販機を探してみましょう。第2位『交通標識や信号機』です。交通標識の柱や信号機の下にある制御箱には、”管理番号”が表示されています。どちらも警察が管理しているものなので、警察で場所が特定できます。交通標識も自販機も無いときは『電柱』です。『電柱』には、東電(またはNTT)の電柱番号がプレートで貼り付けてあります。『電柱には場所○○の数字○○と書かれています』などです。
 ④次に、犯人の特徴を伝えます。人相、車の特徴などです。これがまた難しいです。特に事故に遭って驚いたときには、本来見るべき箇所や覚えるべきところがはっきりしないものです。それでも大事なことは通報することなので、躊躇せず110番しましょう。
 『一戸一灯運動』など、門灯や外灯などで地域を明るくすることでも犯罪抑止になります。防犯意識を心がけていくことで、より良い街づくりの一助になれば良いと思います。
Muhammad AbdullahによるPixabayからの画像