デジタル田園都市構想

2023年6月28日 お知らせ, お部屋をお探しの方, 不動産をご購入の方, 不動産オーナーの方

 インターネット回線の速さの国別順位で、日本はモバイル回線では54位(1位はカタール)、Wi-Fi回線では15位(1位はシンガポール)という結果になっています。
 もっと手軽に高速ネット回線が利用できるように政府はデジタル田園都市構想を掲げています。7年後の2030年には5Gの人口カバー率を99.9%にする目標です。
 コロナ禍以降に賃貸物件に引っ越して物件設備のネット回線、または自己契約でネット回線を利用している20~30代の方に対して実施したアンケートがあります。
■引越しの際に重視した設備は?
全体では「独立洗面台」が42.5%で最多。次いで「オートロック」33.5%、「備え付けのインターネット回線」33.0%の順に。
■テレビは必要だと思う?
「必要だと思わない」と回答したのは約3割という結果に。
■インターネット回線を選んだ際に重視した点は?
20代・30代男性は「回線速度が速い」が最多回答。20代・30代女性は「工事不要」が最多という結果に。
 独立洗面台が備わっていることを重視しているところは、20~30代男性の身だしなみに対する意識の高さが表れていると思います。男女ともにオートロックとインターネット回線はほぼ同率2位でした。テレビは3割の方が不要という結果になりました。テレビを持つとNHK料金が生じますし、ネットで動画を見ることができ、ニュースもネットで視聴することができるためテレビ不要と考える人は増えそうです。最近はテレビ放送が見ることができないチューナーレステレビの販売も好調なようです。
 今後のネット回線のポイントは、“高速回線”と“簡単接続”のようです。Wi-Fiだけでなく5Gのモバイル回線も拡充されるということなので、賃貸物件の設備としてのネット回線は、今後多くの選択肢ができると思われます。

Diego VelázquezによるPixabayからの画像