2025年4月14日 お知らせ, お部屋をお探しの方, 不動産をご購入の方, 不動産オーナーの方
最近のニュースで、『トクリュウ』という犯罪グループによる強盗事件が多く報道されています。
トクリュウは匿名・流動型犯罪グループのことを指しています。主にSNSなどで実行役などを募って、素性不明のメンバーで侵入強盗を行っています。年々、手口が巧妙化、凶悪化しており、政府はより一層の防犯対策を行っていただくよう周知しています。
侵入経路は、断トツで、無施錠の窓や表出入口(玄関)となっています。発生した事件の70%が、無施錠の窓や玄関からの侵入となっています。
空き巣などの侵入窃盗では、無施錠が第1位です。次の第2位が、ガラス破りです。第3位に合鍵による侵入となっています。ゴミ捨ての少しの間、ベランダなどでの洗濯物干し、など短時間の間でも、自宅を不在にする場合は、施錠をする習慣をつけるように広報しています。
また不用心なので、玄関周囲に合鍵などを置かないようにも注意しています。集合住宅の4階以上でも、合鍵による侵入が増えています。隠したように思っていても、泥棒は見抜いてしまいます。
玄関周囲には、泥棒がマーキングしている場合があります。玄関扉、インターホン、ポスト、窓ガラス、メーター類などに、英語や数字、記号などで、住人の性別や年齢、在宅時間など侵入窃盗に必要な情報を記入していることがあります。意味不明な英数字や記号を見つけたら要注意です。
また色付きのシールなども貼付されていることがあります。この色付きシールも、マーキングの一種であるため、意味不明なシールを見つけたら、要注意です。
これらのマーキングを見つけたときには、スマホなどでマーキングの文字やシールを証拠として撮影しておきましょう。あとで警察に伝えるときにも役に立ちます。
マーキングを撮影したあとは、すぐに消してしまいましょう。そのまま放置すると、防犯意識が低い住人と思い狙われる可能性が高まります。
政府は防犯意識を高めるために、個人でできること、また地域で取り組むことなどを推奨しています。
個人でできることは、施錠をツーロックにすることや、帰宅時など開錠する際に周囲に人がいないか確認すること、防犯カメラなどを設置するなど、常に防犯に留意するように注意しています。
また泥棒は、連帯意識が高い地域では、犯行し難い傾向があるらしく、近隣の住まいの様子について目配り、気配りして、声掛けしているような地域を目指して意識しましょう、と政府は広報しています。
Mohamed HassanによるPixabayからの画像