お部屋探しマニュアル

お部屋探しのときに気を付けたいこと

家賃の目安

家賃は毎月定期的に、安定して、お支払いしなければならないものなので、毎月支払うことが可能な範囲にしてください。
最近はクレジットカードによる決済をしている場合があります。
クレジットカードによる決済の場合は、特に気をつけましょう。
家賃の引き落しができないことがあると、履歴に残る可能性があり、今後の信用情報に影響がある場合があります。
賃料の支払いにクレジットカードを利用する場合は、十分お気を付けください。

お住まいの入居者に関して

お住まいの方の情報に関しては、個人情報より開示することができないため、隣人や上階の方に関する情報を得ることは難しいです。
お部屋の外観からの様子などをみて予想するしかありません。
お部屋をご案内する担当者の方が、その物件の管理会社の方であれば、物件のことをよく知っている可能性があるので、物件についての詳細情報を得ることがあるかもしれません。

管理会社の有無

ほとんどの賃貸物件は、管理会社が物件ごとに決められています。
物件に関する賃貸借契約や、設備などに関する相談を受けてくれる窓口となる会社です。
管理会社は不動産会社が担っているところが多く、契約や設備などに精通していると思われます。
また物件によっては、管理会社を置かず、家主様が直接管理業務をしている物件もあります。
そのような場合、何かあった場合に、家主様の個々のご判断となる場合もありますので、若干注意が必要です。

保証会社

民法改正により、連帯保証人をつけず、保証会社の加入を義務づける賃貸物件が多くなりました。
保証会社は、契約者が賃料を支払えなかったときに、契約者に代わって賃料を貸主に支払います。
その後、契約者は、立て替えてもらった賃料とともに手数料などを加えて、保証会社に支払います。
保証会社は物件ごとに指定されていることが多く、入居者側が保証会社を選択して加入することができません。
保証会社に対して、支払いが出来ず、滞納したまま建物を明け渡すこととなった場合には、滞納の履歴が残り、
次の入居申込時の審査で承認される可能性が低くなります。
なお、保証会社の審査結果の理由については非開示となっているのでご注意ください。

火災保険

火災保険は、入居中の事故を補償するため加入を義務付けていることがあります。
火災保険については、不動産会社が推奨する保険商品に加入しても良いし、別途、ご自身で見つけた保険商品に加入しても良いとされています。
その場合、借家人賠償保険に加入している保険証券を提示することを求められます。

引越業者様の無料サービスには注意を!

引越業者様が提供する無料サービスと称する、『家電設置サービス』等をご利用する場合は、十分お気をつけください。
引越業者様は、洗濯機等の家電の設置に精通していないため、設備に関して、入居者の方に誤った情報を伝えることがあり、引越し後にトラブルになることも。
専門業者では無い方の情報は鵜呑みにせず、ご自身でしっかりご判断されるようにしてください。

ご契約の流れ

  1. 気に入ったお部屋が見つかったら申し込みをします。
  2. 保証会社の審査の申込をします。
  3. 保証会社の審査の際に、身分証明書(運転免許証or健康保険証etc)を添付します。
  4. 審査は、早ければ当日~2・3日で審査結果が出ます。
  5. 審査の承認が出たら契約の手続きになります。(申込の時に契約予定日を決めましょう)
  6. 契約時間は、契約書の読み合わせや入居の時の説明などがあるので、1時間半前後は余裕を持ってください。
    契約の時には下記の手続きをします。
    • 重要事項説明
    • 賃貸借契約書の内容確認
    • 必要な書類や印鑑(住民票・印鑑証明書・実印・銀行届出印)
    • 契約金の支払い、領収証の受け取り
    • ライフラインの連絡先の案内
    • 鍵の受取日の最終確認
  7. 上記が通常の流れです。
    日程の余裕が無く契約日当日にお引越しの場合は、契約時間がかかる事を念頭に引越しの段取りをして下さい。

入居時の各種手続き

郵便局への「転居届」は必ず出しましょう

郵便局に転居届を提出せずポストにも名前が出ていない場合、誤配防止の為郵便物が届かず宛先不明で戻ってしまいます。
郵便局に契約書や住民票などを持参し、郵便物を配達していただくように手続きしましょう。

市役所への「転入届(市外からの方)」「転居届(市内の方)」

引越し日から14日以内に届け出をしましょう。
同一市内であれば「印鑑」を持参、市外からの引越しの方は前住所地の「転出証明書」も必要です。
その他の手続きは以下となります。

  • 印鑑登録…本人が運転免許証・マイナンバーカードを持参すると実印登録カードの即日交付も可能です。
  • 国民健康保険・国民年金
  • 運転免許証(新住民票を最寄りの警察署へ持参)

ライフラインへの使用開始届け及び連絡(電気・ガス・水道)

電気

電気のブレーカーが切られている事もあります。
その場合、引越し当日にブレーカーを上げても電気が使えません。
またアンペア数が10アンペアなど低く契約されていることがあります。
ブレーカーを確認すると契約しているアンペア数が確認できます。
足りない場合は、アンペア数の変更手続きが必要ですので、事前に連絡することをお勧めします。

ガス

ガスは開栓の立会いが必要なので、予約が必要になります。遅くても3日前には連絡をしましょう。
ガス会社によっては、保証金を預かる場合もあります。事前に連絡しておきましょう。

水道

水道は元栓を開ければ使えます。元栓の場所は確認しておきましょう。
部屋のすぐ前にある場合やパイプスペース内にある場合もあります。
使用開始のハガキは必ず出してください。